INTERVIEW | 2026.03.13

新ブランドの“誕生期”を超えた先に目指す、浸透と行動変容。

社名の変更に伴うブランドの刷新という大きな転換点。その転換期を伴走したGEKIとのプロジェクトについて、BREXA Holdings若林様にその舞台裏や手応えをお話しいただきました。

インタビュイー
株式会社BREXA Holdings
コーポレートブランディング室 広報ブランディング課
若林 聖子様

インタビュアー
株式会社GEKI PRODUCER
副島 弘輝

——きっかけは新卒向けの研修プロジェクト

GEKIさんとは当社グループBREXA Technologyの新卒向けの研修案件でお会いしたのが最初でした。その時の第一印象は、皆さんおっしゃっている通り「熱量の人だな」というもの。ミッションやビジョンの話を改めて伺って、「やっぱり熱いな」と感じましたね。

当時の研修では最後のアウトプットとしてグラフィックやダイジェストを作ってくださったのですが、それを見て確信しました。感極まって泣いてしまう社員が出るような「エモさ」も含めて、「今の若い世代に刺さるコンテンツを作れる人たちだ」、と。だから「リブランディングでクリエイティブはどうする?」となったとき、自然と社内で「GEKIさんに依頼したいね」という話になりました。

▼株式会社アウトソーシングテクノロジー(現BREXA Technology)様との研修PJ
https://geki-inc.com/project/39/761/

——帰属意識を高めるためのリブランディング

リブランディング前の最大の課題は「社員の帰属意識を高めること」でした。以前の社名は「アウトソーシング」で、ロゴも「働く人をモチーフにしたマーク」。何をしている会社か分かりやすかったのですが、人材派遣・請負という従来のイメージが強すぎたと思っています。これからは経営陣も変わり、人材の成長実現プラットフォームとして新しく生まれ変わっていく。そのメッセージをまず(国内で)約5万人の社員に届けて、新しい世界観を示す必要がありました。

しかも、うちのグループは「みんなで一緒に何かをやる」経験がほとんどなかったんです。新ブランドを浸透させるために経営陣が全国の拠点を回るタウンホールミーティングを実施しようにも、グループ会社が多いため、どの拠点に何人社員がいるかまとまった資料もなく、こういった全社的なイベントをするときに誰に連絡したらいいのか不明瞭で、新ブランドを浸透させるために経営陣が全国の拠点を回るタウンホールミーティングを実施しようにも、拠点や従業員が多いのでどこから始めていいのか分からない。土台が無い状態から一つ一つ進めていくといったスタートでした。

——企画を支えてくれたのはヒアリングによる高い解像度

広報チームとしてGEKIさんにお願いしたのは、新たに策定したパーパスを浸透させるためのブランドムービー、社名変更の特設サイト、各拠点に配布するポスター、そして行動指針となるVALUESの策定です。

決め手は、圧倒的な「ヒアリング力(解像度の高さ)」。私たちがやりたいことや背景にある意図まで汲み取って、ターゲットに刺さるように「企画」を組み上げてくれました。 納期も非常にタイトで、まさに「お祭り状態」でしたが、品質を一切落とさずやり切る力がすごかったです。アートディレクターの岸本さんが提案してくれるクリエイティブも本当にかっこよかったです。

——納得による前進が愛着にもつながった

結果として、予想以上に社員が「BREXA」というブランドに愛着を持ち始めているのを感じますが、特に「BREXA VALUES」が素晴らしい。CxO陣も交えたワークショップで様々な意見が飛び交う中、それを5つのわかりやすい指針としてまとめるだけでなく、一連のストーリーとして作っていただいたことで単なる標語じゃなく、パーパスにも接続されたものとして経営陣も現場も納得できました。

今では社員間の会話でも「あ、それ、“全挑戦、賞賛。”だね。」「“境界なき、連携。”できてるじゃん。」などと、ごく自然に使われています。コンパクトで覚えやすいのもあり、みんなの頭に定着しています。社内で浸透度の調査もしていますが、理解度は20ポイント以上、体現度は項目によっては5倍もスコアが伸びるなど、リリースからわずか10か月でこんなにも劇的に変化するんだなぁと。

——一人一人が行動に移していくフェーズへ

いわゆるブランドの“誕生期”は1月末で一区切りを迎え、社員が「会社がここを目指している」と理解するフェーズはクリアできました。次はこのブランドを社員一人一人が「行動」に移していくフェーズです。仕組みとして、社内のブランドアンバサダーを作ったり、拠点ごとにサークル活動のような「少数単位のコミュニティ」をたくさん作ったりいきたいです。

結局、「ロールモデル」が見えるとそれが希望になると思うのです。「あの人がBREXAを体現しているよね」という人が増えれば、周りの不安も減るし、次の挑戦も起きやすくなる。「自分にはスキルも経験もない」と思っている人でも一歩踏み出せればキャリアアップできるような、「可能性を、その先へ」を体現できる会社にしていきたいなと思っています。 コンテンツはボディブローのように打ち続けることが大事です。これからも「全挑戦、賞賛。」の姿勢で、社員一人ひとりの背中を押していける文化を定着させていきたいですね。

 

 

まさに継続的なBrand“ing”を行い続けるBREXA Holdings様の若林様にプロジェクトを振り返っていただく形でお話をお伺いしました。若林様、ありがとうございました。